【鈴鹿】三重県警鈴鹿署は7日、鈴鹿市の70代男性がSNS(交流サイト)を通じて登録した実在の証券会社を名乗るアカウントに、現金約1億2240万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。
同署によると、男性は昨年末ごろ、フェイスブックのダイレクトメッセージで女と知り合い、今年1月ごろ、LINE(ライン)で「証券会社の言うとおりに株式投資をすれば必ずもうかる」などと言われた。
投資の経験があったという男性は興味を持ち、証券会社を名乗るLINEアカウントや投資サイトに登録。3月3日、株への投資名目で現金400万円を指定された口座に振り込んだ。
サイト上で利益が出ているような表示があったことから男性は投資話を信じ、4月末までに、さらに17回にわたって入金。別の証券会社のホームページに同種の詐欺が紹介されていたことで詐欺被害に遭ったことに気付いた。