帝国データバンク四日市支店は1日、名張市東町の医療法人「福慈会」が東京地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は先月22日付。負債は約67億5千万円の見込み。
支店によると、同法人は昭和55年9月に創業し、平成2年1月に法人化。県内外で介護老人保健施設や診療所などを運営し、昨年3月期には約40億1千万円の年売上高を計上していた。
一方、過大な設備投資の負担や人件費の上昇などで低利益を余儀なくされ、2期連続で赤字決算に。2月5日付で自己破産を申請した。施設の一部は別の法人に譲渡して運営を継続している。