新型コロナ、インフル減少 先週の三重県内感染状況 百日ぜきは増加傾向

三重県は30日、新型コロナウイルス感染状況(21―27日)を公表した。1医療機関当たりの新規感染者は平均1・23人で、前週から36%の減少。インフルエンザは平均0・37人で、36%減少した。

県によると、新型コロナの1日当たり新規感染者数は前週より40人ほど少ない80人と推計される。27日までの1週間で基幹定点の9医療機関に新規入院した新型コロナの患者は5人減の22人となった。

感染症対策課は「新型コロナとインフルのいずれも昨冬からの感染の波が収まりつつある」としつつ「5月の大型連休から盆にかけて患者が再び増える可能性もある」として、対策の継続を呼びかけている。

一方、百日ぜきの患者は増加傾向にある。今年1月から今月27日までの患者は73人で、昨年中(12人)の約6倍。県は手洗いなどの対策に加え、生後2カ月から始まるワクチンの定期接種を呼びかけている。