昼生小児童ら田植え 保育園児も参加、収穫心待ち 亀山・三重

【児童らに交じり田植えをする園児ら=亀山市中庄町の学習田で】

【亀山】三重県の亀山市立昼生小学校(石橋明校長)の全校児童44人は30日、同市中庄町の同校正門前の学習田(10・1アール)で、稲作体験学習として田植えをした。あゆみもちの苗はJA鈴鹿が提供した。

体験は、米作りを通じて働く喜びや労働の尊さと収穫の恵みに感謝するのを目的に、地元農家らの協力で毎年、実施している。5年生が収穫までの期間、生育などの観察をする。

児童らは、秋の収穫まで田んぼの世話をする國分進一さん(77)から、「3本程度の苗を、田植え縄の赤い印に添って丁寧に植えて」と説明を受けた後、田んぼに入り、横一列になって腰をかがめながら植えた。

また、市立昼生保育園の年中、年長園児計16人も参加し、児童と一緒に苗を植えた。

5年生の國分泰智さん(11)は「泥に足を取られたりしたが、うまく植えられた。秋の収穫が楽しみ」、石橋校長は「地域の皆さんの協力があってのこと。感謝しています」と児童と一緒に田植えをしていた。