
【鈴鹿】GWなど行楽シーズンの到来を前に、三重県の鈴鹿市は25日、鈴鹿山渓で登山道の危険箇所を点検した。
鈴鹿山渓では、例年10件程度の遭難事案が発生しており、安全な登山道確保による遭難事案の減少を目的に、毎年春と秋の2回点検を実施している。
この日は、市職員山岳救助隊員や市消防職員、鈴鹿警察署員、鈴鹿山岳協会の計49人が参加。参加者らは7班に分かれ、入道ケ岳などの9ルートで倒木を切ったり、通報ポイントや道標の確認、山道に設置したロープの張り替え、分岐点などで目印となるピンク色のテープの付け替えなどをした。
同山岳救助隊長を務める市産業振興部の長谷川徹部長は「鈴鹿山渓は初心者でも登りやすいと紹介されているが、入山の際には十分な下調べと装備をお願いしたい。また、道に迷ったと感じたときは戻る勇気を持ってほしい」と話した。