木曽岬町長に三輪氏 新人一騎打ち制し初当選 三重

【当選を決め万歳三唱する三輪氏(中)ら=木曽岬町和富の選挙事務所で】

【桑名郡】任期満了(5月4日)に伴う三重県の木曽岬町長選は20日に投開票され、元町議の三輪一雅氏(59)=源緑輪中=が、元町議の伊藤守氏(70)=雁ヶ地=を破り、初当選を果たした。当選報告会には近隣の市町長、地元選出の県議、市議、町議らが訪れて祝福した。

当日有権者数は4565人(男2265人、女2300人)で、投票率は平成25年(65・92%)に比べて13・63ポイント減の52・29%だった。

三輪氏は午後9時40分ごろ、同町和富の選挙事務所で当選の報を受け、支持者らと握手を交わして万歳。「やれることは精一杯やる。全方位サポート計画という公約を掲げているので、しっかり実行することで、私のカラーを出していきたい」と決意を語った。

人口減少対策、防災、防犯、企業誘致などが主な争点となった。三輪氏は町議として情報発信と町政の見える化を実践してきた実績を強調した上で、常に公平公正な判断を心がけ、子育て支援、企業誘致など全方位での支援を行うと訴えたことで、得票につながった。

伊藤氏は防犯・防災対策、子育て支援、コミュニティバスの利便性向上などを訴えたが、及ばなかった。