
【津】1日付で中小企業基盤整備機構中部本部(名古屋市中区)の本部長に就任した佐藤浩史氏(59)が17日、三重県津市本町の伊勢新聞社に新任あいさつに訪れ、小林千三社長に注力する取り組みについて話した。
佐藤氏は「売り上げ高100億円を目指す企業に宣言してもらい、補助金や伴走で支援する制度を今月からスタートしている。いかに従業員に還元するかも織り込んでいる」と説明。
トランプ関税の国内の影響については「困っているところにどう支援するか情報収集段階」としたほか、大企業の人材を中小企業の成長に役立てるマッチングの支援や、10月に1週間、大阪関西万博会場でブースを出し、国外に向け中小企業の販路開拓をする予定を紹介した。
小林社長は「会社を大きく成長させるには体力と気力が必要。100億円企業を作るのは素晴らしい取り組み」と激励した。