名張の県道で道路陥没 一部区間通行止め 三重

【陥没した名張市下比奈知の県道名張青山線(県提供)】

10日午後2時ごろ、三重県名張市下比奈知の県道名張青山線に陥没があると、市職員から県に通報があった。県は同日午後6時から県道の一部区間(400メートル)を通行止めにしている。

県によると、陥没の長さと幅は約40センチで、深さは20センチほど。陥没が発生した原因は分かっていないが、現場の地下には用排水管(直径1・5メートル)が設置されているという。

県は現場を掘削するなどして用排水管などの安全性に問題がないかを調べているが、今のところ漏水などは見つかっていないという。安全が確認されれば通行止めを解除する。

県道名張青山線は同市夏見の国道165号と伊賀市の旧青山町内をつなぎ、延長約13・8キロ。県は付近を通る国道368号で通行止めの区間を迂回するよう呼びかけている。