森本好投、3回6奪三振 皇學館大勝ち投手に 三重学生野球

【皇學館大―近大高専 皇學館大の先発森本=津球場で】

皇學館大の開幕投手は右アンダースローの4年生右腕森本が務めた。開幕試合の近大高専戦で、180センチの長身を折り曲げ、独特の軌道でボールを投げ続け、3回6奪三振無安打無四死球の好投で勝ち投手になった。

オープン戦で好調を維持し、大学最後の春、開幕投手に選ばれた。験担ぎで、勝ちが続く限り髪を切らずにいるといい、力投の余り帽子が飛ぶ場面も何度か見られた。

リーグ戦への登板は、優勝争いのさなか四日市大戦で継投し、痛打された1年の秋以来。「久しぶりの登板で少し力が入っていたが、試合が始まったら力が抜けて良い投球ができた」とほっとした表情だった。