
三重県立看護大(津市夢が丘1丁目)は2日、本年度の入学式を講堂で開いた。看護学部に103人、大学院看護学研究科に7人が入学し、それぞれの夢に向けた決意を新たにした。
爲井玲音さん(18)が入学生代表で宣誓。「この日が看護の道の第一歩」とした上で「学生として誇りと自覚を持ち、学則に従って行動し、何事も最後まで努力することを決意します」と語った。
片田範子学長は式辞で「社会の環境は変わり続けている」と述べ、知識や技術の習得に加え、自ら考えて行動する「自律」の重要性を強調。「学ぶことの楽しさを実感してほしい」と呼びかけた。
一見勝之知事は「皆さんは難関の試験を突破して今日を迎えた。決して無駄にせず、さらなる高みを目指して」と祝辞。「看護は人命を救う崇高な仕事だと胸に刻んでほしい」と呼びかけた。
同大によると、看護学部の入学者は前年度と同数。うち男性は7人で、前年度から4人増えた。学生らは講義や実習などに臨み、4年後に看護師や保健師の国家試験を受ける。