鈴鹿市長「協議踏まえ対応」 鈴亀地区広域連合の今後について 三重

【鈴鹿】三重県の鈴鹿、亀山の2市で構成し、介護保険事業業務全般などを中心に担う鈴鹿亀山地区広域連合の広域連合議会3月定例会が26日、鈴鹿市役所であった。

同広域連合の今後について、広域連合長の末松則子鈴鹿市長は「構成市である両市および両市議会における協議の経過を踏まえ、その意向に沿って対応していく」と答弁。一般質問で中西大輔鈴鹿市議の質問に答えた。

鈴鹿市議会は25日、同地区広域連合のあり方について「解散も含めた抜本的な見直し」を求める提言書を市に提出。末松市長は「提言内容を踏まえ検討を進めていく。亀山市とも協議していきたい」と回答した。

一方、今回は広域連合長としての考えを問われ「具体的な見解を申し上げるものではない」との考えを示した。

併せて、副広域連合長の櫻井義之亀山市長は「両市にとって極めてデリケートな問題。今後に対しても丁寧にさまざまな対応をする必要があるのではないか」と述べた。

同広域連合については、地域特性の違いで足並みがそろわないことや市独自の介護保険事業を効果的に推進できないなどの課題に対し、鈴鹿市議会が今年度、鈴鹿亀山地区広域連合検証特別委員会を設置し、審議してきた。