掘っ立て柱建物の柱穴跡見つかる 2月1日に斎宮歴史博物館で説明会 明和町・三重

【掘っ立て柱建物の範囲(斎宮歴史博物館提供)】

【多気郡】斎宮歴史博物館は2月1日午前10時から同11時半まで、三重県明和町竹川で発掘調査現地説明会を開く。奈良時代とみられる建物の跡などが見つかった。

斎宮跡の実態解明のため、第207次(2区)発掘調査として実施した。発掘現場は同館南で近鉄線路の北側。昨年度の調査で正殿や西脇殿を発見した奈良時代の斎王宮殿域の区画の北約20メートル、飛鳥時代の斎王宮殿域の区画の東隣に当たる。

穴を掘って地面に直接柱を据え付ける掘っ立て柱建物の柱穴跡を掘り出した。奈良時代の建物とみられ、南北5・4メートル、東西10メートル以上ある。

同館職員が随時説明する。問い合わせは同館調査研究課=電話0596(52)7027=へ。