
【尾鷲】今秋のプロ野球ドラフト会議で中日から4位指名を受けた日本生命の石伊雄太捕手(24)=三重県尾鷲市出身=が27日、同市役所を訪ね、加藤千速市長に入団を報告した。「開幕戦出場、正捕手を目指して頑張りたい」と活躍を誓った。
石伊捕手は遠投115メートル、二塁送球1・8秒台の強肩捕手。尾鷲少年野球団で野球を始め、近大工学部で3年時にリーグ戦の最優秀選手賞に輝いた。日本生命では1年目から正捕手に定着し、都市対抗と日本選手権の計三度の出場に導いた。
自身の強肩は「キャッチボールを丁寧にやってきた成果」と振り返る石伊捕手。野球団では1学年上の湯浅京己投手(阪神)や1学年下の上田大河投手(西武)らとともに腕を磨いた。指名直後には両投手からも祝福の言葉が届いたという。
石伊捕手は「社会人は1年目からが勝負。しっかり準備したい」と決意し、加藤市長から「尾鷲は野球の宝庫。応援するので勝負してほしい」と激励を受けた。新人合同自主トレーニング開始前に中日・大島洋平選手の練習に参加する予定。