
三重県伊勢市の伊勢神宮外宮で23日、市観光協会による恒例の神宮奉納餅つき行事があった。一年の感謝や来年の無病息災を願い、つきたての餅を神宮に奉納した。
年末の恒例行事で、観光協会や市の関係者など約30人が参加。外宮の火除橋前でおはらいを受けた後、せんぐう館の奉納舞台に移り、餅をついた。
居合わせた参拝者らが見守る中、「よいしょ」のかけ声に合わせ、参加者が交代で軽快にきねを振るった。つきあがった餅は、その場で丸餅にし、神楽殿へと納めた。火除橋前では、つきたてをきな粉餅にして、約200食を参拝者に振る舞った。
観光協会の濱田典保会長は「来年は、いよいよ神宮式年遷宮の関連行事が始まる。遷宮に向け、多くの人にお越しいただけるよう、心を一つに観光振興に取り組みたい」と話した。