
【津】タスキをつないで街なかを走り、認知症への理解を呼びかけるイベント「RUN伴(ランとも)津2024」(同実行委員会主催)が30日、三重県の津市内であり、当事者や家族、支援者ら約100人が参加した。
NPO法人認知症フレンドシップクラブが平成23年に北海道で始め、全国に広がったイベント。県では同26年に初めて全域で開催し7回目。コロナ禍で中断した後は地域ごとに開いており津市では5年ぶりの開催となった。
コースはイオン津南から津ヨットハーバー、市まん中広場、津城址、サオリーナなどを回る約15キロメートル。全行程を走る参加者と、コース途中の一部を歩く高齢者や当事者らがおり、そろいのオレンジ色のTシャツ姿で午前は津観音前、午後はお城西公園でゴールテープを切った。
実行委員会代表の佐藤博美さん(64)=津市本町=は「認知症の人は何もできないのでなく、走れるし話もできると知ってほしい。走ることをきっかけに認知症に関心を持つ人が一人でも増えるといい」と話した。