【津】津市の前葉泰幸市長は20日の定例記者会見で、海浜公園内陸上競技場(同市末広町)の改修工事に着手したと発表した。令和10年秋の完成を目指す。
競技場は平成元年に供用開始された市内唯一の市営陸上競技場。同16年までは県・市レベルの大会や記録会が実施できる第三種公認競技場に認定されていたが、17年以降は非公認となっていた。さらに施設の老朽化が進行。広域的な大会が市外施設に流出していたほか、市内の児童・生徒を対象とした記録会なども全て市外で行われていた。
公園の総面積は約4.4ヘクタール。市では全面的に改修し、あらためて第三種公認競技場としての認定を目指す。県下初の投てき競技も可能な人工芝を採用するほか、夜間照明を新設し、夜間利用も可能にする。選手やボールなどを自動的に捉えるAI(人工知能)カメラの整備や、電子写真判定棟も新設する。
テニスコートがあった場所は駐車場として拡張し、大型バスを含む約300台が停められるようにする。管理棟も建て替え、屋上部分を津波避難ビルとして整備する予定。
総事業費は約27億9500万円。うち約11億円は国の地域未来交付金を活用する。
前葉市長は「今の時代のDX(デジタルトランスフォーメーション)を意識した陸上競技場になる」と話した。
