三重県警は15日、県内で1―3月に確認された特殊詐欺の被害件数が183件で被害額は約12億5250万円だったと発表した。年間では過去最悪の被害となった昨年の同時期と比べて4件、約3億830万円増加した。
組織犯罪対策課によると、最も多かった手口はSNS(交流サイト)を介して投資を持ちかける「SNS型投資詐欺」で67件。被害額は約6億1160万円で全体の約5割を占めた。
次いで多かったのは警察官をかたる「ニセ警察詐欺」。35件の被害が確認され、被害額は約2億4820万円。うち、10―40代の被害が19件で、比較的若い世代にも被害が広がっている。
県警の担当者は「直接会ったことのない人からお金の話が出たときは一度冷静になり、インターネットで調べたり、身近な人や警察に相談したりしてほしい」と注意を呼びかけている。
警察は今月1日、特殊詐欺に関する統計上の分類を変更した。今まで特殊詐欺と分けていたSNS型投資詐欺や恋愛感情を利用する「SNS型ロマンス詐欺」を特殊詐欺として計上する。
これらの詐欺は昨年、851件の被害が確認され、被害額は約52億8320万円で過去最悪となっていた。うち、SNS型投資詐欺が226件で約21億1290万円。ニセ警察詐欺は177件で約12億6730万円だった。
