
【四日市】三重県四日市市萱生町の四日市看護医療大学のキャンパスで23日、看護医療学部臨床検査学科の3年生30人が宣誓式に臨んだ。6月から始まる医療現場での臨地実習を前に、臨床検査技師を目指す決意を誓った。
会場のスクリーンに古代ギリシャの医師、ヒポクラテス像が映し出された。3年生は1人ずつ順番に柴田英治学長から実習の際に付ける名札を、高崎昭彦学科長からはノートを受け取った。
この後、遠山輝(ひかる)さん(20)と山田菜々美さん(21)が代表して誓いの火を受け取り、別の学生のろうそくに火を移すと、学生らは順々に火を移していった。2、4年生や教員、保護者の約130人が見守った。
実習は6月2日から8月29日までで、県内外の病院や検診センターなどで行われる。遠山さんは「学内では味わえない現場の緊張感や、仕事への責任感を感じてきたい」。山田さんは「正確かつ、臨機応変な対応が迅速にこなせる技師を目指したい」と話した。