布で作った花見事 伊勢の教室「想花」作品展 三重

【色とりどりの布花が並ぶ会場=伊勢市川端町の尾崎咢堂記念館で】

【伊勢】三重県伊勢市の布花教室「想花(そうか)」の講師羽生くすみさん(82)=同市小俣町=と、教室に通う生徒の作品展が16日、同市川端町の尾崎咢堂記念館で始まった。18日まで。

布花は、木綿やサテンなどの白い布を花びらや葉の形に切り取り、染色して、貼り合わせたりワイヤを使って立体的に形づくり仕上げる。生花を再現しつつ、色使いや成形を自由に楽しみ、自分だけの花をつくることができる。

作品展には、羽生さんと教室に通う60―80代の12人が、春や初夏の花をモチーフにした約90点を展示。淡いブルーのアジサイや、80枚ほどの花びらを重ねたバラの花、薄紫色の小さな花を付けたライラックなどが会場を彩り、来場者を楽しませていた。

羽生さんは「実際の花から受けるイメージを、自分の感性で自由に表現できるのが魅力。作品展を楽しんでもらえたら」と話していた。