国内外の風景や野菜描く 田村さん、津松菱で絵画個展 三重

【作品を紹介する田村さん=津市東丸之内の松菱6階美術画廊で】

【津】三重県津市一身田大古曽の画家、田村公男さん(72)の個展が14日、同市東丸之内の松菱6階美術画廊で始まった。国内外の風景や生命力ある野菜などを描いた大小の作品計37点を展示販売している。19日まで。

田村さんは公募団体一水会会友、現代パステル協会会員を務め、美術教室を主宰する。県内外で年2回、個展を開いており同所では4年ぶり4回目。

パステルで描いた「近江八幡八幡堀」「飛騨古川」「ベトナムランタンの夜ホイアン」など現地の臨場感にあふれた風景画と、根の付いたフキノトウや枝にたわわになるレモンなどを油彩で生き生きと捉えた静物画が並ぶ。

田村さんは現場で約3時間かけ、年間200枚を描くといい「風景には人いきれや町のざわめきを、静物は存在感を描いている。絵面ではなく素の私が出ている絵を見てもらいたい」と話した。