
【伊勢】三重県伊勢市の小学生の田植え体験が13日、同市村松町の水田で開かれ、児童らが昔ながらの手作業で、コシヒカリの苗を植えた。
田植えの体験を通し、農業や食べることの大切さを学んでもらおうと、市がJA伊勢や地元の農業者らの協力で毎年開いている。この日は、明倫、修道、中島、有緝の四つの小学校の5年生約220人が、午前と午後に分かれて参加した。
児童らは田に入り、「気持ちいい」「足が沈む」などと歓声を上げた。市職員が苗の植え方を説明し「今、お米が高くなっています。しっかり育つよう丁寧に植えましょう」と呼びかけた後、児童らは等間隔で一列に並び、泥まみれになりながら丁寧に植えていった。9月は、稲刈りを体験する予定。
修道小5年の小倉良太郎君(10)は「足が気持ちよかった。お米ができたら、炊きたての白ご飯を食べたい」と笑顔で話した。