
優勝がかかる大一番で皇學館大の投打がかみ合った。今季開幕から無失点を継続する3年生右腕若松が先発し、昨年春リーグ最優秀投手に輝く4年生右腕工藤につなぐまで6回無失点の好投で、連続無失点記録を18イニングに伸ばした。
攻撃では初回、内野安打で出塁した4年生中堅手の1番若林を皮切りに1点を先制すると6回までに12安打を集めて9点を奪った。2年秋以来というリーグ戦で1番抜てきの若林は「(リーグ序盤は)緊張もあったが今日は逆方向を意識した打撃で初回から思い通りに打てた」。
リーグ戦初出場、初スタメンの選手が多い中、2季連続3度目の無敗でリーグ13連覇を達成したことは各自の自信になる。五、六回に連続四死球で走者を出すも粘りの投球で失点を防いだ若松は「初のリーグ戦で一応ゼロで終われたことは自信につながる。東海大会もチームの勝利に貢献する投球ができたら」と力を込めた。