和紙で風景や花表現 四日市でちぎり絵サークル合同展 三重

【生徒らの会心作が並ぶ会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県鈴鹿市中旭が丘の全国和紙ちぎり絵サークル講師の前川美奈子さん(73)は12日、四日市市安島の市文化会館で、「第13回ちぎり絵三重合同展」を開いた。指導する鈴鹿、四日市、いなべサークルの生徒18人の額装作品など43点を展示している。14日まで。

緑の濃淡を手すき和紙で表現した「新緑」、新婚旅行で訪れたナイヤガラの滝「記念日」、紫やピンクに咲き乱れる「よい便り(花しょうぶ)」などが並ぶ。また、うちわやはがきに描いた花の絵を集めた合同作品もあり、和紙ならではの風合いとぬくもりが訪れる人の目を楽しませている。

前川さんは、北勢町の秋の風景「藤原岳とダリア園」など3点を出品。「発表を楽しみに時のたつのを忘れて仕上げた会心作です。ちぎり絵の魅力を多くの方々にお伝えしたい」と話していた。