「伊勢茶」手摘みで交流 度会町の小中高生ら 三重

【伊勢茶の手摘みを体験する児童生徒ら=度会町大久保で】

【度会郡】三重県度会町の小中高生らが7日、同町大久保の中森製茶が管理する10アールの茶園で、町の特産品「伊勢茶」の手摘みを体験した。

伊勢茶の茶摘みを通して地域について知り、児童生徒の交流を深めようと、地域学習の一環として町が主催し、町茶業組合が協力して毎年実施している。昨年まで町内の小中高校が合同で行っていたが、今年から特別支援学校も参加した。

この日は、度会小3年生、度会中2年生、南伊勢高校度会校舎1年生、度会特別支援学校小学部の児童計167人が新茶の茶摘みに挑戦。茶葉の摘み方などを教わった後、「やぶきた」という品種の柔らかな新芽を摘み取った。収穫した茶葉約25キロは製茶加工して各校に届けられるほか、関西茶品評会に出品する予定。

度会小3年の中西穗乃歌さん(8つ)は「初めての茶摘みをみんなと一緒にできてうれしかった」、茶業組合の中森大組合長(48)は「生産者がいてお茶を作っていることを知ってもらえれば」と話した。