
【松阪】農業屋を運営するクラギ(三重県松阪市川井町、竹内秀樹社長)は5日、同市嬉野黒野町のクラギ嬉野農場付近の水田で田植え体験イベントを開き同市の子どもら約80人が参加した。
同イベントは、子どもらに米作りの大変さやありがたみを伝え、農業や自然環境に触れる機会としてもらおうと同社が開いており18回目。
子どもらは約1000平方メートルの水田に入り、同社のスタッフの助言を受けながら目印に沿ってコシヒカリの苗を植えた。植えられたコメは秋に開催予定の稲刈り体験で刈り取られ、精米後に子どもたちにプレゼントされる。
昨年に続き市内から2回目の参加となる三浦悠聖くん(9つ)は「自分で作ったおコメはよりおいしく感じる。今年もできるのが楽しみ」と笑顔で感想を話した。
同社の中村篤史部長は「コメの高騰などで注目度が高い中、子どもたちが体験を通じてその大切さを学んでもらえれば」と期待した。