
【伊勢】空手の全国大会で準優勝した三重県伊勢市の高校生2人がこのほど、伊勢市役所で鈴木健一市長に報告した。
市内の空手道場「光武会館」に所属する三重高校3年中森麻乃さんと、皇學館高校3年大西泰地さんの二人。
中森さんは、1月にあった「WKOジャパンアスリートカップ」高校女子軽量級に出場。2位に終わった昨年のリベンジを果たそうと、全国の強豪相手にトーナメントを勝ち上がったが、決勝で延長戦の末、涙をのんだ。「悔しいが、全力を出せた。6月の世界大会で優勝を目指す」と意気込んだ。
大西さんは、3月の「JFKO全日本青少年フルコンタクト空手道選手権」高校男子軽中量級に出場し、決勝まで順調に勝ち進んだが、頂点にあと一歩及ばなかった。「負けてしまったが、日頃の練習の成果が出せてよかった。夏の全国大会で優勝したい」と意欲を語った。
2人は幼少から競技を続け、これまで全国規模の大会で好成績を残している。鈴木市長は「長い間、一つの道を極めるのはすごいこと。今後も頑張ってほしい」とエールを送った。