北海道の大自然捉える アマチュア写真家・林さん、伊勢で作品展 三重

【「自然に生きる」をテーマにした作品と林さん=伊勢市宇治今在家町の「茶房山中」で】

【伊勢】三重県伊勢市宇治今在家町の「茶房山中」で、玉城町上田辺のアマチュア写真家、林隆久さん(75)の写真展「自然に生きる」が開かれている。31日まで。木、金曜と7日は休み。

林さんは学生時代から写真を始め、就職後は会社の写真クラブに入って本格的に撮影を開始。休止期間もあったが、町民講座の受講をきっかけに再びカメラを手にし、仲間と「写真クラブたまき」を結成した。現在は地元周辺の四季の風景などを切り取って伊勢和紙に印刷し、独特の風合いや立体感を表現している。

同展には、北海道を訪れて撮りためた作品の中から、自然の中で生きる人や動物の生活感を表現した20点を出展。展望台から撮影した大自然とシカの姿、海辺の作業小屋や漁の様子を切り取った作品などのほか、自然現象によって見ることができるダイヤモンドダストや太陽柱と呼ばれるサンピラーを捉えた作品も展示した。

林さんは「観光地の風景と違った大自然の中での動物や人の営みを感じてもらいたい」と話していた。