津・結城神社で春の例祭 人長舞など奉納

【舞楽の奉納を見守る参列者ら=津市藤方の結城神社で】

【津】南北朝時代に南朝方として戦い、建武新政に貢献した結城宗広公(1266―1339年)をまつる津市藤方の結城神社(宮﨑吉史宮司)で1日、春の例祭が執り行われた。

例祭には全国各地から集まった結城宗広公の子孫らからなる結城同族会のほか、県内外の神社関係者、地元選出の県・市議会議員、地元企業代表者ら約70人が出席した。

例祭では楽師の奏でる雅楽に合わせて御扉が開かれると、神前にコメや魚、塩といった神饌(しんせん)が供えられ、宮﨑宮司が祝詞を奏上した。舞楽の人長舞(にんじょうまい)と其駒揚拍子(そのこまあげびょうし)が厳かに奉納された後、参列者らが玉串をささげて宗広公をしのんだ。