
【北牟婁郡】三重県紀北町と四日市市で2店舗を営む鶏卵販売店「卵卵ふわぁ~む」は1日、地元の名水を使った「銚子川水まんじゅう」を発売した。県産食材を加えた洋風和菓子で、新たな夏の名物として展開する。
町内でお中元の和菓子を扱う店がなく、従業員らが「暑い時季にさっぱり食べられる和菓子がほしい」と、約1年前に開発を始めた。昨夏に数量限定で売り出すと、清涼感のある風味が購入客から好評だったという。
今回は、透明度の高さから「奇跡の清流」とも呼ばれる銚子川の天然水を使用。自社高級卵「善玉タウリ」で作ったカスタードのほか、かんきつ類「ジャバラ」やレモンの果汁、皮を混ぜたあんなど6種を用意した。
9月末までの限定発売で、1個180円。5個入り、12個入りも購入できる。担当者は「三重や紀北の恵みを存分に味わってほしい」と話している。あんは試験販売時から20%増量し、より素材を味わえるという。
両店舗とも営業は午前10時―午後6時。問い合わせは紀北町の卵卵ふぁ~む本店=電話0597(47)3931=へ。