同居男性に暴行、死亡させる 傷害致死容疑で男逮捕、鈴鹿署

【鈴鹿】マンションで同居していた男性に暴行を加えて死亡させたとして、鈴鹿署は1日、傷害致死の疑いで、住所不定、建設業中西廣輔容疑者(38)を逮捕した。

逮捕容疑は2月21日午後10時ごろ―同23日午後11時ごろ、鈴鹿市若松北二丁目のマンションで、同居していた無職鈴木茂春さん=当時(68)=に顔を殴るなどの暴行を加えて死亡させた疑い。

県警によると、2人は以前からの仕事仲間で、建設作業員の男性2人と暮らしていた。同日夜、帰宅した2人が倒れている鈴木さんを見つけて119番したが、その場で死亡が確認された。当時、中西容疑者も家にいたという。

鈴木さんの死因は多発外傷による外傷性ショックで、硬膜下血腫や背面肋骨(ろっこつ)骨折など、全身に複数のけがをしていた。県警は「捜査に支障がある」として、認否を明らかにしていない。