
【伊勢】3月に福井県で開催された音楽コンクール「全日本アンサンブルコンテスト」で、三重県伊勢市の皇學館高校吹奏楽部が最高賞の金賞を受賞し、このほど、伊勢市役所で部員らが鈴木健一市長に報告した。
受賞したのは、2、3年生部員8人で構成したフルート、クラリネット、サックスによる木管八重奏。コンテストは、少人数編成で、5分以内の楽曲を演奏し競うもので、8人は県大会を経て、東海大会でトップとなり、全国大会に初出場した。同大会で、県の高校が金賞を受賞するのは初めて。
8人は、部員約100人の中から選出され、昨年11月から通常の部活動に加えて、練習を重ねてきた。バリトンサックスを担当した3年生の五家寧人(やすと)さん(17)は「仲間と力を合わせることができた。やってきたことが実って結果となりうれしい。この経験を今後の活動にいかし、部全体を高められるよう頑張りたい」と話した。