写真で伊勢の魅力発信 地域おこし協力隊に大橋さん委嘱 三重

【鈴木市長(左)から委嘱状を受ける大橋さん=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市の地域おこし協力隊の委嘱式が3日、市役所で開かれ、滋賀県近江八幡市出身の大橋愛華(まなか)さん(23)が、鈴木健一市長から委嘱状を受けた。写真を通じ、地域の産業や産物のPRなどに取り組む。

大橋さんは大学を卒業後、地元滋賀県の写真スタジオに就職し、フォトグラファーとして経験を積んだ。仕事の傍ら、地域の生産者が農産物などを販売するイベントの運営を手伝う中で、地域づくりに関心を持ったという。伊勢市内で結婚式場やカフェなどを併設した複合施設を運営する「FOLKFOLK」のSNS(交流サイト)をきっかけに、協力隊として活動することを決めた。今後、FOLKFOLKを活動拠点に、写真やSNS、イベントを通じて、地場産業や産品の情報発信などに取り組む。任期は最長3年。市の現役の協力隊員は5人目。

大橋さんは「カメラを通じ伊勢の魅力を発信したい。伊勢神宮の20年に一度の遷宮に関連した行事なども撮影し、発信したい」と意欲を話した。