三重第一交通を書類送検 違法な時間外労働疑い

【津】違法な時間外労働をさせたとして、津労基署は2日、三重第一交通(津市寿町)と当時の男性所長(42)を、労働基準法違反の疑いで津地検に書類送検した。

送検容疑は令和4年6月21日から同年12月11日までの間、労働者1人に対し、三六協定で締結した時間外労働時間を超えて労働させた疑い。

同署によると、労働者はタクシーの運転に従事していた。違法な疑いがある時間外労働は1週間当たり最大13時間42分、1日当たり最大49分に上る。

同署は同社と元所長の認否について「今後の捜査に支障が出る可能性がある」として発表していない。容疑が浮上した経緯なども明らかにしていない。