
X(旧ツイッター)の投稿に絡んで殺害予告のメールが届いたとして、吉田紋華三重県議(27)=共産党、1期、津市選出=は31日、津署に被害届を出したことを明らかにした。
議会事務局によると、殺害予告のメールは28日午後8時ごろから31日午後4時ごろまでの間に、約8千件が届いた。全て同局宛てで、同じアドレスから送信されたという。
メールの件名は「いい歳して非常用ナプキンを持ち歩かない吉田あやか議員を殺害します!」、本文は「馬鹿に税金が1円でも使われる前に殺してしまえば解決します」との内容だった。
吉田県議は記者会見で「命に関わることを誰か分からない人に言われることの恐怖を感じた」とした上で「女性の声をわがままだと捉えて黙らせようとする者には声を上げたい」と述べた。
会見に同席した共産党県委員会の大嶽隆司委員長は「さまざまな主義主張が交わされることは当然のことだが、言葉の暴力で言論を封殺しようとすることは許せない」と訴えた。
吉田県議は25日、Xに「今日いきなり生理になって困った。用があって寄った津市役所のトイレにはナプキンは残念ながら設置されてなかった」などと投稿。ネット上で話題となっていた。