
【北牟婁郡】三重県紀北町便ノ山の日本庭園「種まき権兵衛の里」で、ソメイヨシノが見頃を迎えている。県道沿い約240メートルに枝を伸ばす木々は薄紅色の花を咲かせ、来園者を楽しませている。
同園によると、園内と駐車場に計62本のソメイヨシノがある。昨年より約3日早い26日早朝、標本木で開花を確認。園内3本のオオシマザクラと同様、見頃は4月4日ごろまで続く。
28日午後、冬の寒さが和らぐ園内は、新入学児や家族連れらでにぎわった。管理者の植松登志典さん(58)は「今年は色が淡いが、生け垣の緑とのコントラストを楽しんで」と話している。
同園はソメイヨシノのほか、園内に山桜10本とシダレザクラ2本、駐車場にサトザクラ8本を植えている。山桜を皮切りに早ければ4月初旬にも開花し、同中旬にかけて満開を迎える見込み。