
【伊勢】三重県伊勢市の書道グループ「書道研究 昭典社」の作品展が28日、同市岩渕のいせシティプラザで始まった。30日まで。
グループは、市内の皇學館大学教授だった書家の故田畑昭典さんの教え子らでつくる書の愛好会。作品展には、市内近郊の50―90代の12人が、この1年の作品を中心に約30点を出展した。
俳句や漢詩の一節を、楷書や草書、篆書など多様な書体で表した掛け軸や額が並ぶ。伊勢の民俗行事「お木曳」をイメージし「曳」を力強く表した作品や、中国古代の書の手本「千字文」を題材にしたメンバー10人の合作、田畑さんの遺作7点もある。
メンバーの藤井昭彦さん(85)は「いろんな表現があって、バラエティーに富んだ書道展。楽しんでもらえたら」と話していた。