杉野副市長が退任 鈴鹿市、職員250人が見送り 三重

【女性職員から花束を受け取る杉野副市長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】31日に任期満了を迎える三重県の鈴鹿市の杉野浩二副市長(68)の退任セレモニーが28日、同市役所であり、集まった職員約250人が拍手で見送った。

杉野副市長は昭和55年に同市役所に入庁。企画財務部長、政策経営部長などを経て平成29年3月に退職。同年4月から副市長として2期8年務めた。

女子職員からの花束贈呈後、末松則子市長は時折涙ぐみながら「長きにわたり手腕を発揮していただいた。私にとっては本当に大事な大事な副市長。市政発展のために同志として頑張ってもらった。本当にありがとうございました」とねぎらいの言葉をかけ、「ありったけの感謝の気持ち」を込めた花束を手渡した。

末松市長からの花束を受け取った杉野副市長は「重責ではあったが、今は晴れやかな充実感いっぱいの気持ち。退任後は市民の立場で地域との関わりを持ちながら過ごしていきたい」と最後のあいさつをした。

後任として総務部長の樋口幸人氏(60)が就任する。