特産品のねたで「すし祭り」 三重県内10店と相可高クラブ、多気町のまごの店で

【すしを振る舞う「三重すし街道」の職人ら=多気町五桂のまごの店で】

【多気郡】県内のすし店でつくる「三重すし街道」の10店と相可高校(多気町相可)の食物調理クラブは26日、同町五桂のまごの店で「第11回すし祭り」を開いた。県内の特産品のねたを握り、来場者は舌鼓を打った。

三重すし街道は平成21年に結成し、17店舗が加盟。まごの店でのすし祭りは、県内の食材をアピールするとともに、若手すし職人の育成を目指し、同クラブと開いてきた。今回のチケットは1人6千円で販売し、発売から30分で完売。売り上げの一部を同クラブの活動費に寄付する。

3部の入れ替え制で計135人が参加した。各店がハマグリやノドグロ、アナゴ、松阪牛など自慢のねたと旬の食材を持ち寄って握った。すし店で事前に特訓してきた同クラブの2人が鉄火巻きを作った。

三重すし街道の実行委員長を務める「すし処 君家」(松阪市高町)の山口和司社長は「最高のねたを用意した。すし職人と交流することで、すし業界を目指す生徒が増えたら」と期待した。