熟年大学29期会が最後の作品展 四日市、全会員の笑顔も 三重

【作品や会員らの笑顔が展示された会場=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市の熟年大学OB29期会(豊田耕一会長)は26日、同市安島の市文化会館第3展示室で最終回となる作品展「第10回・ありがとう29期会」を開いた。会員22人と講師2人による俳句、俳画、水墨画の3部門と趣味の作品合わせて48点を展示している。27日まで。

四季折々の風景や思いを詠んだ俳句、「たんぽぽの綿毛ゆるりと旅に出る」の句に、ヒヨコたちの絵を添えた俳画、墨の濃淡で生き生きと表現した水墨画「安曇野の川」などが展示されている。趣味作品コーナーには、般若心経をしたためた掛け軸や己書の額装、銅板工芸作品なども並ぶ。

最終回の特別企画として、会員全員の笑顔の写真や似顔絵を展示し、来館者らの目を楽しませている。豊田会長(82)は「熟年大学入学から12年間、和気あいあいと親睦を深め合えたことに感謝。今後も交流を楽しんでいきたい」と話していた。