鳥羽「海女小屋」で食中毒 22人に症状、三重県が営業禁止処分

三重県は24日、鳥羽市畔蛸町の飲食店「海女小屋はちまんかまど・あさり浜」で食事をした7―81歳の男女22人が下痢などの症状を訴えたと発表した。県は同店で提供された料理が原因の食中毒と断定。同日付で営業禁止処分とした。

県によると、22人は16日にバスツアーなどで同店を訪れ、17―18日にかけて嘔吐や発熱などを発症。入院した人はおらず、全員が快方に向かっている。当日は伊勢エビやサザエ、ヒオウギ貝、大アサリの炭火焼きなどが提供された。

同店が18日、伊勢保健所に「客が食中毒の症状を訴えている」と連絡して発覚。複数の患者からノロウイルスが検出された。保健所は貝類の加熱が十分でなかった可能性があるとみている。衛生管理の改善が確認されれば営業再開を認める。