定数4減案を可決 津市議会、34から30に 三重

【津】三重県の津市議会は25日に開かれた3月定例会本会議で、議員定数を現行の34から4減の30とする市議会議員定数条例の一部改正案を上程し、賛成多数で可決した。定数改正は平成30年に実施して以来、7年ぶり。来年1月に実施される次期市議選から適用される。

市議員定数検討特別委員会の佐藤有毅委員長が議案説明。「最近の社会情勢や議員定数の削減を求める市民の声などを踏まえた」と述べた。

市議会では令和6年に同特別委員会を設置し、これまで計7回検討してきた。人口20―30万人規模の市議会の平均定数が30程度など、他県の状況などを総合的に勘案して4減の30とした。

議員定数をめぐっては、令和5年6月に市自治会連合会から4―6減の削減を求める要望書が提出されるなど、市民らから削減を求める意見が出ていた。