
共産党三重県委員会は25日、新たな役員体制を発表した。委員長には大嶽隆司氏(64)を再選。副委員長には、元書記長の谷中三好氏(64)を選出した。いずれも任期は1年間。
委員会によると、役員人事は津市内で22日に開いた「県党会議」で決定した。大嶽委員長は昭和57年に入党し、書記長などを経て平成16年から委員長を務めている。
会議では、次期参院選での躍進や党員の拡大などを目標に掲げた方針も決定。委員会などでつくる政治団体が、任期満了(9月12日)に伴う知事選の候補者を擁立することも盛り込んだ。
大嶽委員長は25日の記者会見で「新しい政治を前に進めるための運動を県内で起こす。政治のゆがみに切り込み、自民党政治を終わらせる戦いを大いに広げる」と述べた。
次期参院選は「政治を変える絶好のチャンス」と強調。三重選挙区(改選数1)に独自候補を擁立するか、野党候補の支援に回るかは、党本部と協議した上で判断する考えを示した。