鳥羽沖で釣り船座礁 乗客ら13人全員救助 三重

【鳥羽】15日午後2時40分ごろ、三重県鳥羽市答志島の近くにある小築海島から東に約90メートルの沖で、釣り船「第八大進丸」(18トン)から「浅瀬に乗り上げ、負傷者が多数いる」と118番があった。男性船長(35)と釣り客計13人全員が近くにいた船などに救助され、三重県や愛知県の病院に搬送された。骨折した人もいるが、いずれも命に別条はないとみられる。

鳥羽海上保安部によると、第八大進丸は同日午前5時半ごろ、釣り客を乗せて愛知県南知多町の豊浜港を出港。午後1時ごろまで、鳥羽市石鏡町の沖合で釣りをしていたという。

第八大進丸は浅瀬に乗り上げた後に沈没し、付近では油が浮いているのが確認された。当時、雨が降り、周辺には強風と波浪の注意報が発表されていた。鳥羽海保は事故の原因を調べている。