知事の政治団体が政治資金パーティー 津で支援者ら約300人が出席

【一見知事(右奥)の政治資金パーティーであいさつする小林世話人代表(左奥)=津市羽所町で】

一見勝之知事が代表を務める政治資金団体「三重の明日を拓く会」は14日、「県政報告会」と題した政治資金パーティーをホテルグリーンパーク津(津市羽所町)で開き、支援者ら約300人(主催者発表)が出席した。

同会によると、令和3年9月の知事就任以降で6回目の開催。世話人代表で日本トランスシティ特別顧問の小林長久氏によるあいさつなどを報道陣に公開し、一見知事の講演は非公開とした。

小林氏はあいさつで、一見知事について「就任から約3年半、ふるさと三重のために精力的に活動を続けてきた。県外や海外でも積極的に県の魅力を発信してきた」などと評価した。

一見知事が注力する人口減対策を「全国に先駆けて方針を打ち出し、具体的な取り組みを進めている」と説明。能登半島地震の被災地支援は「全国から高く評価された」などと紹介した。

その上で「派手さこそないものの、着実かつ誠実に県政を前に進めている。残された任期も、引き続き県の発展に向けて尽力してもらえると期待している」と述べ、出席者らに支援を求めた。

一見知事は海上保安庁次長や国交省自動車局長などを経て、令和3年9月の知事選で初当選。一見知事を含め、今のところ任期満了(今年9月12日)に伴う次期知事選への出馬表明はない。