
【津】県出身の在京大学生らによる「上京お悩み相談会」が13日、津市一身田上津部田の県総合文化センターであった。若手在京三重県人でつくる「みえフェス」が県内では初めて開き1人が参加。首都圏の大学や大学院に通う運営メンバーが、今春上京予定の新1年生の質問に答えた。
参加者とメンバーが車座になり、ざっくばらんにトークした。アルバイト、サークル、インターンシップ、自動車学校などさまざまな質問に、メンバーは「何をするかより『この人とだったら楽しそう』を突き詰めるといい方向に行く」など体験を交えて助言し「みえフェスには学生も社会人もいろんなベクトルの人がいる。一緒に楽しみましょう」と呼びかけた。
参加した桑名杏珠さん(18)は「直接話が聞けて良かった。地元が一緒だと話しやすい。関東に行く友人にも紹介する」と感想を話した。
「みえフェス」は平成28年に設立し、登録人数は約百人。東京・日本橋の三重テラスを拠点に三重の魅力を発信するイベントを30回以上開いている。大学1年から所属し4代目の代表を務める慶応大商学部の田中智貴さん(21)は「『三重なんです』だけで会える場所は安心感がある。みえフェスの活動をすることで三重への思いは強くなっている」と話した。