
【津】津市緑が丘の小川洋一さん(72)が主宰する水彩画教室「四季の風」の作品展が、同市美里町北長野の美里ふるさと資料館で開かれている。津市と松阪市の2教室で学ぶ40―80代の25人と小川さんの作品計33点を展示している。29日まで。月曜休館。
小川さんは美里町出身。会社員時代の50代に絵を描き始め、福岡市を拠点に活動する水彩画家、ならざき清春氏に師事。14年前に自身の教室を開き、津、伊賀、松阪などで指導している。
満開の桜と駅舎、群生するミツマタ、梅や彼岸花の咲く風景など、柔らかな色の濃淡で表現した作品が並ぶ。
教室は事前に配布した課題を生徒がデッサンして持参する形で、小川さんが彩色の過程を実践して見せるといい「目の前で描き大事なことは言葉で伝えている。作品の透明感を見てもらえたら」と話した。