住民とユニカール交流戦 熊野の飛鳥中生 三重

【地域住民とユニカールで交流する生徒ら=熊野市飛鳥町の市立飛鳥中学校で】

【熊野】地域住民との交流を深めようと、三重県熊野市飛鳥町の市立飛鳥中学校で26日、町内三つの老人会とのユニカール交流戦があった。全校生徒19人が参加し、各チームが腕前を競った。

昨年の全国大会で御浜町のチームが優勝するなど、紀南地域はユニカールが盛ん。町老人会では小阪と大又、五郷の3地区で計4チームが活動する。交流戦は普及を兼ねて令和5年に始めた。

ユニカールは、カーリングから着想を得た北欧発祥の室内スポーツ。3人1チームで、重さ3キロのストーンを交互に滑らせ、センターサークルの近くに置いた方が勝者となる。6イニング制。

交流戦は13チームで予選ブロックを展開。1位通過の4組による決勝トーナメントで優勝を争った。生徒らは住民からこつを教わりながら、先読みの作戦を練り、真剣な表情で戦っていた。

2年生の澤田果奈さん(14)は「力加減が難しかったが、地域の人から投げ方を教わってうまくできた」、北孝三さん(75)は「意外と頭を使うスポーツ。接戦も多くて楽しめた」と話していた。