パラオの児童と笑顔交換 伊勢・みなと小、オンラインで交流 三重

【モニター越しのパラオの児童と笑顔で記念撮影するみなと小児童ら=伊勢市大湊町のみなと小学校で】

【伊勢】三重県伊勢市大湊町のみなと小学校の児童らが19日、太平洋の島国パラオのコロール小学校とオンラインで交流した。互いの学校生活や地域について紹介し合い、理解を深めた。

パラオは、故クニオ・ナカムラ元大統領の父が大湊町出身だった縁があり、平成8(1996)年に県と友好提携を締結。翌9(97)年には、統合前の旧大湊小とコロール小が姉妹校提携を結ぶなど親交がある。

オンライン交流会は、日本とパラオの国交樹立30周年に合わせ、市が企画。みなと小6年生45人と、コロール小5年生約30人が参加した。

両校の児童はモニター画面越しに、それぞれの学校や食文化などを紹介。みなと小の児童は、伊勢神宮や参拝の作法、郷土食の伊勢うどんなどについて説明した。質問タイムでは、気候の違いや人気の遊び、好きなアニメなどが話題に。みなと小児童が「パラオは暑いですか」と尋ねると、コロール小の児童は「四季はあるが、いつも暑い。日本の雪を送って」と答えていた。

参加した中岡陽香さん(12)は「パラオは知らなかったけど興味を持った。みんなにぎやかで楽しそう。伊勢に来てほしいし、パラオにも行ってみたい」と話していた。