
三重県信用保証協会は15日、伊勢市岩渕の伊勢商工会議所で「創業セミナー」を開いた。創業を検討している人や創業して間もない人など30人が参加し、創業までに必要な知識を学んだ。
冒頭、同協会の石田勝己常務理事が「創業ではなく、創業した後の困難などを乗り越えていくために、少しでもお手伝いさせてもらえれば」とあいさつ。
セミナーでは県信用保証協会創業アドバイザーで中小企業診断士の横山博昭さんが創業に向けて必要な準備などを紹介。「創業するまでにしっかり準備できるかが大事、目標をはっきり具体的に決めることが重要」と話した。
創業者による特別講演では令和3年8月、伊勢市外宮参道に「パン屋 麦」をオープンした中村美穂代表(29)が創業の動機や販促の取り組みなどを説明。
創業してよかったこととして「自分が作ったものでお客さんに喜んでもらえるのがうれしい」と話し、参加者に向け「どういうものを誰に届けたいか明確にすることが大切。自分を信じてやってほしい」とアドバイスを送っていた。