小島県議が出馬表明 参院選三重選挙区、立民公認

【記者会見で、参院選への立候補を表明する小島氏=津市栄町1丁目で】

小島智子県議(64)は15日、津市栄町一丁目の県勤労者福祉会館で記者会見し、今夏の参院選三重選挙区(改選数1)に立憲民主党公認で立候補すると表明した。3月下旬にも県議を辞職する。

小島氏は会見で「昨年の衆院選では立憲民主党と国民民主党が大きく躍進し、国民が政治を取り戻すチャンスが大きくなった。その変わり目をつくる役割を果たしたい」と述べた。

「少なくとも30人学級、理想としては25人学級を実現させたい」と述べ、教育現場の環境を改善する法令や制度を整備すると強調。子どもの自殺対策などを進める考えも示した。

立民、国民両県連と連合三重、県議会会派の新政みえは昨年5月から、次期参院選三重選挙区の候補者擁立に向けた協議を進めてきた。今月に入って小島氏に立候補を打診したという。

小島氏は大台町出身。南山大文学部を卒業後、桑名市の市立中で英語科の教諭や教頭を務めた。平成23年に県議選桑名市・桑名郡選挙区で初当選し、4期目。県議会では予算決算常任委員長を務めている。

次期参院選三重選挙区には、自民党現職の吉川有美氏(51)が3選を目指して立候補する方針。共産党県委員会も独自候補の擁立に向けた検討を進めている。